第1481回例会(横山年度第13回)
横山仁会長挨拶
今月は疾病予防と治療月間です。2014年10月RI理事会は12月を重点分野「疾病予防と治療月間としました。地域社会の医療従事者の能力向上、伝染病の伝播を食い止め非伝染病とそれによる合併症を減らすための疾病プログラム、地域社会の医療インフラの改善、疾病の蔓延を防止することを目的とした、地域住民への教育と地域動員、疾病またはケガによって引き起こされる身体障害の予防、疾病予防と治療に関連した仕事に従事することを目指す専門職業人の為の奨学金支援を強調する月間です。
今世界各国ではコロナウイルス感染症がパンデミック化し世界経済の低迷、医療崩壊など様々な危機的困窮に陥っています。コロナウイルスは人や動物の間で広く感染を引き起こすウイルスで、感染すると主に発熱や咳などの呼吸器症状が見られます。これまでに人に感染を起こすものは6種類確認され、そのうちの2種類は重症化傾向のある中東呼吸器症候群(MERS)重症急性呼吸器症候群(SARS)、残りの4種類は一般的な風邪の原因のうち10~15%を占めているものです。2021年9月現在、全世界に感染が広がっているのはいずれの種類でもない新種のコロナウイルスです。またコロナウイルスは流行とともに少しづつ変異するため、新型コロナウイルスについても変異株が世界各地で報告されています。したがって感染対策により流行を抑えることが、ウイルスが変異する機会を減らすことにつながります。
また新型コロナウイルス感染症の初期症状が5~7日間で軽快せず重症化すると、肺炎を発症し、呼吸が苦しくなる、いわゆる呼吸困難の状態に陥ることがあります。また肺炎だけでなく上気道炎や気管支炎など、他の呼吸器系器官にも炎症が生じるケースもあります。このように重症化する方は、国内のデータでは新型コロナウイルスに感染して症状が現れた方の、およそ1.6%程度50歳代以下では0.3%、60代以上では8.5%と言われております。ロータリーは35年以上ポリオを世界から根絶するための活動を続け、大きな進展を遂げてきましたが、新型コロナウイルスに関しては今現在WHOと米国疾病対策センターと連携し最新状況と勧告を注意深くモニタリングしているようです。またRI理事会と財団委員会は合同会合でRCとRACによる新型コロナウイルスワクチンの導入と配布の支援を奨励する共同タスクフォースを設置しております。
なおRIはポリオ根絶活動を通じて感染症がもたらす悲惨な影響を目にしてきました。この経験を基に、コロナウイルスの感染拡大を抑えるためにこれまで築いてきた専門知識と資産を生かすことで各国の保険システムを支援することに全力を注ぐとともに、ポリオ根絶のための組織的な取り組みを続けています。
ポリオ根絶プログラムではこれまで、ポリオウイルスの特定やワクチン配布キャンペーンを通じて大規模なインフラを築いてきました。各国のポリオ根絶担当チームは、このインフラを新型コロナウイルスへの対応に活用することで、感染リスクにさらされやすい人、特にポリオ常在国の人々を新型コロナウイルスから守るべく支援に乗り出しているようです。
最近では国内でも変異株、オミクロン株が蔓延しつつあります。いつどこでだれが感染、発症するか分かりませんので会員の皆様も出張などで関東、関西に行く機会が増えてくる時節ではあると思いますので十分な感染予防、対策を心掛けて頂きたいと思っております。
幹事報告 安部直樹幹事
12月のロータリーレート 1$=114円
事務所引越し12/21 午前9時30分~
新事務所の電話番号0238-27-1195
年次総会
会長エレクト・・・・大竹 一晴君
副会長・・・・・・・佐藤 文男君
奉仕プロジェクト・・髙橋 眞己君
職業奉仕・・・・・・漆山 義明君
国際奉仕・・・・・・本間 宗一君
幹事・・・・・・・・桑原 利博君
会計・・・・・・・・髙橋 則雄君
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