第1349回例会(丸森年度第41回)
丸森英一会長挨拶
大分、日も長くなって来ました。今日のプログラムは久しぶりの夜の移動例会となります。ここエストさんで外部ゲストとして、ワイン醸造家の藤巻一臣さんからのお話をお聞きし、その後サローネグループゼネラルマネージャーの藤巻さんから提供頂いたワインを楽しみながらの懇談会となります。これまで赤湯地区には4つのワイナリーがあり、皆上手くいっている様です。私の隣の酒井ワイナリーさんからの話ですが、酒井ワイナリーさんは東北では一番古いワイナリーです。4つのワイナリーとも苦しい時代を知っている強みがあるという事です。と言いますのは戦時中モールス信号などで交信していたのですが、その機械の絶緑体として酒石酸が使われており、その増産のため酒造免許が大量に発行されたそうです。もとより酒石酸を取るための醸造であったため、ワインの味は欠けており、赤湯のワインを多く飲むと次の日頭が痛くなるとの話が広まり、その払拭に十年以上もかかったとの事です。うちでもブドウを大規模に生産していましたので、酒石酸なども見たような思いがあります。もしかすると後年になって話を聞いて覚えている様な気になっているかもしれませんが、その記憶では青色の正八面体のきれいな物でした。
今日はサローネグループのワインですので、おいしく頂き皆様と共に楽しみたいと思っています。
幹事報告 横山幹事
- 各委員会の案内と次年度からの案内は必ず事務局を通すようにお願いします。
委員会報告
- 親睦委員会 佐藤文男委員長・・・6月19日年度替え例会への出席のお願い
本日のプログラム
ぶどう農家・ワイン醸造家株式会社グレープリパブリック 取締役/General Manager 藤巻一臣氏 講話
(概要)
ALONEグループという会社は東京本社でイタリアンレストランを6店舗経営/ソムリエ業務をしていた/
南陽市に移住したきっかけは震災/東北の状況をテレビで見て、何かできないか/Twitterを利用して呼びかけ、避難所に温かい食べ物を届けたい。石巻中学校で200人分提供/フレンチや和食などの業界からも賛同を得、メーカーから食材提供を受けて被災地に何度も炊き出し/落ち着いてきたころ、代表取締役の平の実家が赤湯温泉なので、丹泉ホテルに泊まって帰ることに/赤湯の印象は風景が良い/10月でぶどう収穫の後で、少し食べた/翌年4月に再度赤湯訪問した際、ぶどう畑が4分の1に減っていた。/
2013年に大阪にレストランを立ち上げ。大阪の繁華街でワイナリーを始めた人と知り合う。彼のぶどう畑を手伝う。
東京へ戻り、ワイン造りを勧められる/ぶどうやるなら山形と思った/半年後に山形に引っ越し/
地域のぶどう農家を手伝おうと申し出たが、初めはすべて断られた。地域の人足手伝いをしているうちに手伝いを許され、放置されていた園地を借りた。/一人で苦労していると、色々教えてもらえるようになり、初めの年に100㎏だけ収穫。それを醸造家へ/
南陽市役所で農業委員会などなかなか認めなかったが、商工観光課から声がかかり、6次産業化のプロジェクトとして事業計画。一気に進めることした。/山形は既に沢山のぶどうがある。美味しい原料が手に入る。それを利用して混ぜ物をしないワインを作りたかった。
ワイン、美味しかったっすね!!
返信削除はい!美味しく頂きました!
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