第1534回例会(黒澤年度第40回)
2023年5月23日(火)18:30~ 移動例会
黒澤信彦会長挨拶
本日は、山南自動車 カフェ ハナモリでの移動例会です。佐藤文男会長には後ほど卓話もお願いしています。
現在黒澤ファームでは、田植最盛期を迎え忙しい毎日です。
今年から息子に栽培責任者を任せ、新入社員2名を迎えてフレッシュなメンバーで田植作業中です。田植機も新しくなりました。650万と高額ですが、GPS搭載で直進アシスト機能が自動運転してくれますので、運転しながらドライバーが苗の補充が可能になり作業効率がアップします。ドライバーの疲労軽減にもつながり、作業事故の回避や雇用環境の整備にも影響しています。
先週は小学校の田植えをやりました。食農教育の一環事業として、私が小学校PTA時代に学校実習田を復活した事業です。稲作体験を通して米文化の継承と食の大切さを子供たちと一緒に考えるイベントです。
子供たちからはいろんな質問があり、当日参加した生産者が答える場面もありました。
今週は木曜日にグランドハイアット東京「旬房」の田植イベントが当社の圃場で行われます。 ホテル料理長、支配人をはじめ、南陽市、置賜総合支庁、つや姫レディ、池田めぐみさんを迎えての田植予定です。また28日には赤湯山形座「瀧波」よりお客様を迎えて田植する予定です。田植は大変忙しい時期ですが、米づくりを最もアピールできるイベントでもあります。
グランドハイアット東京で漆山の「つや姫」が使用されている事は、生産者のモチベーションを上げていることはもちろんですが、田んぼに料理長、支配人が来てくれる事は大変ありがたいことだと感謝しています。このイベントも来年で10年になるので、何かイベントを企画したいと思っています。
この田植えを通して、稲作文化の継承の理解を深めたいと考えています。
身の周りに田んぼがあり、農業は身近な産業ではありますが体験や情報伝達については身近ではなくなっている気がします。いただきますやご馳走様という言葉の意味や、人間は生かされているという意味も考える機会になればと思っています。
農業環境も温暖化の影響や持続可能数値目標設定など、時代とともに変化していますが、変化をとらえて対応できるスキルアップに、このロータリーで磨いた会長経験もきっと生かされると感じています。