2021年9月28日火曜日

横山仁会長挨拶

Fellowshipという言葉を良く耳にしますが、ロータリーでは奉仕と親睦はどちらが優先されるのかという話題が出来てきます。よく言われるのが「親睦という土壌があり奉仕という木が育つ」或いは「ロータリー精神は奉仕と親睦の調和に宿る」さらには「それは二輪車の前輪と後輪であり、前輪が奉仕であり進むべき方向を示し後輪の親睦が推進力を与える」と例えられます。ロータリーは皆さんご存知のとおり、1905年ポール・ハリスによりシカゴで生まれ、当初は明らかに社交クラブであり、親睦と信頼できる取引が強調されておりました。その後ドナルドカーターや、アーサーシェルドンらが加わり奉仕の概念が構築されてきました。という事は親睦が先であると言う考え方もあるようです。和田PGもご存じの伊丹RCの故深川純一PGは地区の講演会で「原始、音楽は太鼓などのリズムから生まれ、その後メロディがついた」の例えをロータリーでは、まず親睦があり、その後奉仕がついてきたと説明しているようです。「親睦と奉仕」奉仕を行うということは、自らが高潔な人間となり思いやりの心で職業を営みそして同じ心を持った人が集まって奉仕活動を行う事であり、これによって仲間意識が生まれ親睦が生まれるという必然性があります。ロータリアンは「ロータリーの目的」や「2つのロータリー標語」に代表される「奉仕の理念」に集う友という基本的なスタンスがあります。親睦と奉仕のバランスを保ち、目的を同じくする仲間がFellowshipであります。このようなコロナ過ではありますが、それぞれの仕事に、そしてロータリー活動に前向きに進んで行きたいと思っております。

以上

0 件のコメント:

コメントを投稿