2020年3月24日火曜日

3/24例会:会員卓話(佐藤直人君,飯塚一博君)

第1429回例会(鈴木常雄年度第31回)

2020年3月24日(火)12:30~ ハイジアパーク南陽

鈴木常雄会長挨拶

皆さんこんにちは。
先週の夜の例会は、新型コロナウイルスの影響で休会となり、ゲストとして予定していた味田ガバナー補佐にはせっかく卓話の準備をしていただいたところ、大変申し訳なく思います。今後、夜の例会で参加して頂ける機会があればと思います。
さて、雇用保険のデータによると、就職後3年以内に離職する割合は、中卒で7割、高卒で5割、大卒で3割に達していて、いわゆる「七・五・三現象」と呼ばれており、とりわけ最近は、1年以内の離職者数が増えているそうでございます。その最大の理由として「仕事が自分に合わないから」といういわゆる「ミスマッチ」を挙げる若者が圧倒的です。現代の若者像として「努力を嫌う、トラブルに弱い、忍耐力が無い、責任感が無い」などよく挙げられます。しかし雇用政策研究センターによれば「嫌な仕事でも精一杯努力すべきだ」と答える若者は、かなり多いそうです。仕事の好き嫌いや満足・不満足にかかわらず、それなりの覚悟を持って仕事を頑張ろうと思っているという事です。一方離職しないで勤め続けている若者の意識を調べたアンケート結果によれば、仕事内容に対する満足度は決して高くないのに、職場の人間関係に対する満足度がとても高いという結果が出ています。要するに「仕事が自分に合わない」というのは早期離職の際の単なる言い訳であり、実は「職場の人間関係が上手くいかない」というのが早期離職の真の理由だということです。
少子化の世代の若者たちがこの地域に就職・定住し活躍する為には、先輩方からかわいがってもらい仲間作りが一番大切なんではないでしょうか?
さて、本日の例会は飯塚さん、佐藤直人さんの会員卓話です。充実した例会になりますよう二人の卓話に期待致しまして、本日のご挨拶と致します。

幹事報告 大竹一晴幹事

  • 余目RCの創立50周年記念式典は延期
  • 山辺RCの式典は5月9日。参加者あればまだ受け付けます。

委員会報告

  • 佐藤文男次年度幹事・・・今夜、第1回クラブ協議会出席よろしく

3月のハッピーバースデー

おめでとうございます!

スマイル

  • 黒澤信彦君・・・娘の結婚式が無事終わりました。祝電をいただきました。ありがとうございました。
  • 桑原利博君・・・うっかり欠席が続いてしまいました。スマイルします。
  • 鈴木晃市君・・・クラブ協議会よろしくお願いします。
  • 佐藤文男君・・・気持ちです
  • 佐藤直人君・・・本日卓話、よろしくお願いします。
本日5名、5,000円のスマイルが集まりました。全て奉仕活動に活用いたします。ありがとうございました。

本日のプログラム 会員卓話

佐藤直人君

(概要)
30年間の仕事の中で失敗談
衣料品・寝具をディスカウント販売する仕事。集客が難しい時代になった。毎週チラシを出している。
店のチラシ作りは父がしてきた。目玉商品は仕入より安い赤字商品があった。こんなのやる意味あるのかと思っていた。父は「お客さんが来てくれればいい。利益は後からついてくる」と言っていたが納得いかなかった。
数年して「お前がやってみろ」と任されるようになった。
目玉商品を考えるうえでも赤字にならないように作ってみた。最初は売上が上がり、自分のやり方が間違っていないと感じた。それを何度か続けているうちに、徐々に売り上げが下がった。自分のせいだと思いたくないので時代のせいにしていた。
今思うと徐々に落ちるのは怖い。自信が無くなり仕入が減り、在庫が減り、さらに売り上げが減った。負のスパイラルに陥った。
父から怒られ「ケチケチするな。店は経営者の心構え・姿勢が出るんだ。安くてもお客さんに伝わらなければ駄目だ。」とさんざん言われた。本当に悔しかった。それでもそのまま任せてくれた。
それから強弱をつけて考えながらやっていった。少し回復し始めた。こうやったら売れるんだと分かり始めた。今度はやり過ぎて何やっているのか分からなくなったりした。父は「安売りは麻薬のようなものだから気をつけろ」とも言われた。
自分に都合のいい商売をやってしまって、お客さん中心に考えていなかった。
その他いろんな失敗をしたが、父はそれでも任せてくれた。感謝している。その経験は自分の土台になっている。
欲を出さないように。お客さんが喜んでくれるように考えている。本当に商売は己の欲望との闘いだと思う。
ありがとうございました。

飯塚一博君

(概要)
三和の鈴木幸夫さんが良く店に訪ねて来てくれた。そこで地元の小売業の売り上げはどうも低いと話していた。以前のロータリアンは、よくお茶のみに来てくれた。若い自分に対して何か言葉をかけてくれた。自宅が宮内柳町で目の前だったので同じ町の仲間として、若者に伝えたかったのだと思う。
26年前店を建てたが、赤字続きでなかなか利益が出なかった。13年前に「完全閉店セール」をしたが、この演出は皆様にもご迷惑をおかけした。三和の幸夫さんもセールに心配顔で来てくれた。本気で心配してくれたのは本当のロータリアンの姿だと思う。完全閉店して心新たに開店したいと思いますと伝えた。
アウトレット家具屋として業態転換した。これはニトリ対策。対抗するにはこれしかない。このやり方は東北には3店舗だけ。早い者勝ち。二番手はない。13年前は「傷物屋になるのか」と業界でさんざんに言われた。なにくそと思いながら、覚悟を決めてやった。銀行からもそっぽを向かれた。初めは利益が出せなかったが、ここ10期は連続で黒字が出せるようになった。そうすると銀行の態度がコロッと変わった。一番苦しかったのがこの13年前。
ヤマダ電機と大塚家具が手を組んでやり始めた。ニトリも対抗して家電を売り始めた。先先先を考えないといけない。
先程のマルトクさんの話が同じ小売業として心に響いた。尊敬している。ロータリーの仲間として、会社の事をお互い話をしていきたい。
最後に夢を言葉にしたい。今アウトレットが売れている。やるなら山形市にも出したい。息子の代になるが引き継いでいきたい。
ご清聴ありがとうございました。

本日の食事

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