第1388回例会(川井年度第35回)
川井利幸会長挨拶
3月もまもなく終わろうとしています、あけましておめでとう御座いますと新年を迎えたのがつい最近のように思えるのですが、時の流れの速さを痛感しています。厳しい寒さの冬に別れを告げ春のお彼岸がすぎて日一日と温かさがまして春の訪れを感じられる様になって来ました。温かな春を待ち望んでいるのは皆さんそうだと思いますが、花粉症でお悩みの方は、春なんて来なくてもいいと思っている人も居るのではないでしょうか3月は別れの月でありまして、保育園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、大学、転勤、職場での移動、など様々ですが特に中学校、高等学校の卒業は自己の未来への第一歩でもあるのではないかと思っています。別れといえばイチロウの現役引退ですもう少し現役で頑張って欲しかったのですが残念です。(余談です)
又3月はロータリーの「水と衛生月間」です、12日には南陽青年会議所の飯塚理事長より青年会議所での「水と衛生」についての活動内容について卓話を頂きました、皆さんの手元に有る資料は「LIXIL」という会社が国連機関と国際NGOの協力のもと世界の衛生環境を改善しよう!「みんなにトイレをプロジェクト2017」のをスタートさせたときのパンフレットです、我が社でもパンフレットに載っている簡易トイレ何個か提供させてもらいました、世界中の至るところで水や衛生環境の悪化により下痢性疾患で命を落とす子供たちが大勢いるという事を認識し、一人でも多くの子供たちが安心で安全な衛生環境の元で暮らせる様にこれからもお手伝いをして行きたいと思っています。
幹事報告 黒澤信彦幹事
- 4/28のIMの出欠の返事をください。
- 米山記念館より春季例祭の案内が来ています。
- 次年度の事業計画の際には、予算が厳しいことを理解の上行ってください。例年と比較して見直しが必要です。
委員会報告
- 社会奉仕委員会 高橋則雄委員長・・・明後日28日のぶどう苗定植作業は案内の通り、9:30えくぼプラザ集合。作業着・長靴・防寒具・クラブのジャンパー等ご準備ください。
烏帽子山公園クリーン作戦は4月7日(日)朝7時からです。こちらもご参加お願いします。 - 創立30周年記念事業委員会 鈴木晃市君・・・記念事業のハイジアパーク南陽の清掃・赤湯駅清掃参加のお願いと出欠の確認。
- 鈴木常雄会長エレクト・・・本日例会後に次年度理事会を開催します。
スマイル
- 鈴木俊明君・・・一昨日24日に合唱団の演奏会で浜田広介の「泣いた赤鬼」を歌いました。文翔館が満席で大盛況でした。
- 高橋則雄君・・・早退させていただきます。
- 平林敏男君・・・欠席のため(高橋則雄君代理)
- 飯塚一博君・・・天気が良いのでスマイルします。
- 丸森英一君・・・誕生日ですのでスマイルします。
- 和田廣君・・・定例のスマイル
- 高橋正一君・・・先週夜の例会ありがとうございました。
- 佐藤文男君・・スマイル担当ですので。
- 佐藤直人君・・・たくさんのスマイルに感謝
本日のプログラム 会員卓話
丸森英一君
全国桜の名所百選に挙げられている烏帽子山公園。桜の名所百選は衆議院議長を長とした選者により選ばれたと言われています。山形県内では烏帽子山と鶴岡の城址公園の二ヶ所です。公園に上る石段は東から寺坂(途中右折すると東正寺になります)御殿守と大文字屋の間の石段、丹波館と大和屋の間の石段、そしてお神坂の四ヶ所になります。お神坂をまたぐメガネ橋、私が小さい頃はメガネ橋の西側を西公園と呼んでいました。赤湯八幡神社は元は赤湯字八幡沢(今の清水町)にあったのですが、明治12年の大火により焼失。昔は火事が多く、江戸末期から明治の初めの短い期間に三度の火事があり、折からの春一番の風もあり烏帽子山の山裾に立ち並ぶ家々は軒並み焼失しました。私の家も三度の火事を受け、内二回は蔵まで焼け落ちたと聞いております。辰巳風(東南の風)とは幼いころの私も恐ろしい風だと思っていた印象が残っています。
さて焼失した八幡神社の再建ですが、明治16年に規約書を作り期間十一ヶ年を費やし、総経費当時のお金で三千円、工事従事者は四万人を数えたと言われています。境内には梅桜が多数植え込まれました。門前には高さ三十四尺六寸四部、周囲九尺、笠石の長さ四十二尺、廻り十尺九寸五分の大鳥居があり、凝灰岩の産地とはいえ一本石としては全国的なものと言われています。これは明治36年に建立したものです。
こういった訳から烏帽子山の桜はソメイヨシノの寿命と言われている百年を越えて123年になっています。北側に各地の桜の銘木の二代目が植えられてはいますが、近い将来桜の更新を考える時期に入っています。只烏帽子山の桜は、十種類以上が有りますのでその辺を織り込んだ計画となる事でしょう。
お神坂を上った右側に板碑が有ります。そこには「烏帽子山 花見るたびに思うこと 桜植えたるその上の人」と書かれています。
次にブドウについてお話ししたいと思います。最近では耕作放棄地も目立つブドウですが、私の家ではデラウエアを中心に五町歩ほどのブドウを作っていました。ブラックハンブルグなどの欧州系もあったのですが、露地での栽培では雨量の多いこの地は合わなかったようなのです。私は乳離れをしてから幼稚園に入るまでは毎日のように父にブドウ園に連れていかれました。作業小屋の板の間の上で眠らされ、いつの間にか父が働きに行ってしまうのです。心細さで泣き声を上げると父が聞きつけて戻ってきます。父も働き者とは言えず裏の作業小屋に釣り竿が隠してあって途中の川で釣り等をしていました。
ブドウ園は金沢地区に有りましたので、私は自転車の荷台に乗っていきます。只、冬季に雪が積もるとスキーで田圃の上を通るのですが、それは大変早く楽しかった思いがあります。今でも三男の子供(私にとっては従弟)がブドウを作っています。手をかければなかなかのブドウが採れるようで、家の裏で売っているブドウは中々評判が良いようです。さくらんぼも作っているのですが、本人に言わせると波の公務員のボーナス程度の収入との事です。
昔は弟の学費の足しにと出稼ぎをしていたのですが、息子は今は公認会計士になり、娘も嫁に出しましたので、今は冬場に私の家を手伝ってもらっています。奥さんは介護の仕事をしていて、それなりの生活を送っているようです。
ブドウと言えばワインですが、隣の酒井ワイナリーは東北最古といわれています。亡くなった奥さんの話によると葡萄酒作りの副産物として酒石酸が取れます。戦時中は酒石酸が通信機器の絶縁体として使われたため、酒造免許が乱発されたとの事です。味を目的に作っているワインではないため、ワインを飲むと頭が痛くなるという人が多く、それを払拭するのに多くの時間を費やしたとの事です。その経験があるため、ワインブームに乗った後から作られたワイナリーとは初めから心構えが違っていたそうです。今では大繁盛しています。何事も真剣に取り組むことの大事さを教えてもらっています。
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