第1484回例会(横山年度第16回)
横山仁会長挨拶
新年明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。
今般新型コロナウイルス感染拡大により第6波に入っていると専門家が言っている中、オミクロン株が国内で増加傾向にあり、沖縄県では過去最多の感染となり、また東京の感染率は1か月前より倍増しております。今後の感染拡大によっては医師や病床数の確保が難しくなっていると言われております。オミクロン株は重症化することがなく、大半が無症状の為、以前のデルタ株よりも判別することが非常に難しいと言われております。その為医師に感染する確率も高く沖縄県では400名以上の医師不足で医療のひっ迫が懸念されているそうです。クリスマスから年末年始にかけ、イベントや帰省などで人流が一昨年よりも増えている中、今月9日から沖縄、広島、山口県ではまん延防止等重点措置が実施されております。時節がら新年会シーズンとなっておりますので皆様には感染対策に十分気を付けて頂きたいと思っております。
さて今月は職業奉仕月間となっております。皆さんもご存じのアーサー・シェルドンの話ですが、ロータリーにおける職業奉仕の理念は「最も良く奉仕するもの最も多く報いられる」というモットーで表されております。シェルドンがミシガン大学経営学部のマスターコースで専攻した販売学を基本として1902年自らが設立したシェルドンビジネススクールで20世紀の経営学の基本理念として教えていた考え方をそのままロータリーが受け入れてロータリーの奉仕理念として提唱したものであり、自分の儲けを優先するのではなく自分の職業を通じて社会に貢献すると言う意図を持って事業を営めば、結果として継続的な事業の発展が得られるという独自の思考です。当時の人たちが、サービズという言葉から思い浮かべる事は神に対する奉仕、教会における奉仕活動や献金、国に対する奉仕、国に対する忠誠や兵役、といった程度であって事業上における奉仕というまったく新しい概念を提唱したのはシェルドンが初めてだったそうです。
職業奉仕という言葉は1927年のオステンド大会で採用されたことによって使われるようになった用語ですから、ロータリーが創設された当時には職業奉仕という言葉は存在していませんでした。さらに当時のロータリーには社会奉仕や国際奉仕という概念も存在していませんからシェルドンの奉仕理念はロータリーにおける一般奉仕理念であり、5大奉仕の分化にともなって現在の職業奉仕理念に引き継がれてきたものだと言われております。ですから皆様もシェルドンの考え方をしていけば優秀な人材の育成そして企業の発展や向上に繋がるものだと思います。
最後に私の年度が始まって以来、素晴らしい出席率となっております。このコロナ過の中ではありますが、皆様にご協力頂き残り半年例会出席宜しくお願い致します。以上
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