1年を振り返って
横山会長
安部幹事
コロナ禍でスタートした横山年度。
私個人としては出戻りロータリアンではあるものの、再入会して2年目で幹事職を受ける事になり、当初はお断りするつもりでしたが、以前退会した理由も個人的には納得のいくものではなかった為、横山会長の手となり足となり尽力する事を決めました。また以前私が退会時には40名弱いた会員も激減していた事から、なんとか南陽東RCを盛り上げるべく取り組もう心に決めました。
しかしながら8月、9月と県内でコロナが蔓延し、感染拡大防止の為やむなく中止といたしました。
ただ中止にするだけではなく、会長の言葉をブログ、LINEを使用し発信していきました。10月からはなんとか例会を再開する事ができましたが、例年のような親睦を深めるような活動は思うようにできず、今日まで歯がゆい思いできました。
歴代の幹事をされた方には足元には及ばないとは思いますが、私なりに会長と会員のロータリーマークのような歯車となり活動してきたつもりです。
今年度は会長からも話がありましたが、大きな事業が2つありました。
ひとつは事務所の移転です。これは全くもって予想していなかった事です。前会員であった小笠原さんの会社がコロナ禍の影響を受け倒産し、ロータリー事務所も小笠原さんの所有物件だった為、引越しをせざるを得ませんでした。破産管財人とのやり取り、電気・電話の解約、新規契約手続き、引越しの準備等なかなか経験できない事を経験させて頂きました。
皆さんの御協力を持ちまして、無事に事務所移転をする事ができ、改めてお手伝い頂きました会員の皆様と、新事務所を提供して頂きました髙橋眞己さんには感謝申し上げます。
もう一つは親睦活動としてフードバンク及び生活困窮者への手助けです。
元々コロナ禍で思うような活動も出来ない事から、会員へアンケートを取り、何か活動案を募ったところフードバンクの提案がありました。
新聞やメディアで「フードバンク」という言葉は聞いた事はありましたが、具体的に何をすればいいのか、他のフードバンク活動を行っている団体を調べ、社会福祉協議会へ出向き、話を聞いたうえで素案を作成し、社会奉仕委員会へ計画して頂きました。
初めての活動であり、フードバンク活動に焦点をあててしまうより、SDGsにも絡めた形での活動目的としました。結果食料品だけでなく、生活用品も会員の皆様から多く提供頂きました。本当に有難うございました。この活動が当クラブから他のクラブや会員企業内でも広がればと思います。継続して活動していけばクラブとしてもPRする一つにもなるかと思います。
冒頭でも述べましたが、以前退会する際は会員数が40弱であり、なんとか横山年度で1名でも増やせればと個人的にも思っており、なんとか1名入会して頂けましたが、残念ながら2名退会となりました。
次年度黒澤年度には大いに期待したいと思います。
以前もお話ししましたが、やはりロータリーは経営者もしくは企業の経営職の方が入るべきだと思います。私はローターアクト出身ですので、ロータリーに入会する資格はありますが、企業内では管理職であり、皆様と対等の立場ではありません。
様々な企業の経営職の方々が集い、そこで初めて異業種の交流として成立するのではないかと思います。昔はロータリーに入会したくてもできない時代があったと聞きます。社会的地位が認められて初めてロータリーに入会できるという時代もあったそうです。
時代の変化と共に職業分類も多岐に渡り、会員減少により誰でもいいからロータリーに入れてしまおう!という風潮も個人的にはいかがなものかと思います。とはいえこれ以上退会者が出ないように、まずは現会員がもう一度ロータリーという組織を見直し、充実した活動を行い、誇りをもってロータリアンと言えるようなクラブになればと期待します。
会費の問題も毎年のように話題になりますが、それは会費=価値だと思います。
ベンツが安かったら販売台数は増えるでしょうが、メーカーブランドは落ちます。結果、壊れても安いから仕方ない、というように思われブランド力はどんどん下がります。
では価値をあげるにはどうすべきか。ブランディングが必要かと思います。
皆さん経営者の方がほとんど。いかにして今の会社を立ち上げたか、ここまでやってきたか。ノウハウはあるはず。南陽東RCを一つの会社と考えれば、いかにして発展させるかは皆さんの知恵があれば容易ではないのでしょうか?
また、よく経営者は経営者同士でしか悩みを打ち明けられないと聞きます。異業種の経営者の集まりだからこそ、そこに自社の発展に繋がるヒントがあるかもしれません。南陽東ロータリークラブのブランド力を高め、そこで得たものを自社でも生かし、会社の発展、ロータリーの発展、そして結果として地域の発展に繋がればと思います。
最後にお願い。
ローターアクトへの入会。社員の人材育成。ロータリーとの積極的な交流。社長の別の面を見せる事で、社員のモチベーションにも繋がると思います。
今年度一年間幹事職としての評価については皆様にお任せします。しかし自分なりにはクラブ運営が円滑に行くよう取り組んできたつもりです。
一年間いたらぬ幹事でしたが、横山会長始め、皆様に感謝申し上げまして振り返っての感想とさせて頂きます。