第1479回例会(横山年度第11回)
横山仁会長挨拶
年次計画書などで理事、役員とありますが皆さんこの違いが分かりますか?
ロータリークラブでは、なぜ理事・役員の区別があるのですかという質問が非常に多いと聞いております。こういう質問が多いのは日本のロータリークラブだけだそうです。では役員とは?と言いますと、役員が集まってクラブ運営について検討し合う役員会が開かれるのですが、日本のロータリークラブではそれが軽視されている為、どのクラブでも役員会を開催しないのではないでしょうか?
ロータリークラブにおける役員とはクラブ内で特定の指導的役割を担う人の事です。一方理事はクラブ運営について話し合い、その議決(多数決)に参加する人の事です。いずれもクラブ細則で定めれた選挙によって選ばれます。理事会は理事メンバーと規定された役員と役員ではない理事によって構成され、その両者ともに理事会の議決に参加します。理事会メンバーと規定された役員は議決に参加する以上、理事の任務も兼ねているという事です。理事会の構成には会長、直前会長、会長エレクト、幹事、会計の最低5人の役員が必要で、これが本来の理事会メンバーと規定された役員です。クラブの役員にはこの5人とは別にSAAも必要で細則で定めれば理事会メンバーとすることもできます。当クラブはSAAも理事会メンバーに入っておりますが、他のクラブではSAAが理事のメンバーに入っていないところもあるそうです。また副会長を役員に含めることもできますが、その場合は副会長も自動的に理事会メンバーとなります。逆にクラブに副会長を置かない(役員でも理事会メンバーでもない)ことも可能だそうです。会員数が多いクラブでは副会長は役員とし、細則でSAAは理事会メンバーと定めている場合もあるそうです。その場合会長、直前会長、会長エレクト、幹事、会計及び副会長、SAAの合計7人が理事会メンバーと規定された役員になります。理事の人数は細則で定めますが、理事を置かない事も可能だそうです。会員数の少ないクラブでは理事会メンバーと規定された役員の内訳(5~7人)も含め十分に検討して下さいとあります。なお、理事はクラブ管理運営委員長、公共イメージ委員長、財団委員長、奉仕プロジェクト委員長などの役職を兼務する場合が多いようです。もちろん役員を兼務しなくても構いませんとなっておりますが、当クラブは先程の委員長が理事メンバーに入っております。
いずれにしても役員はクラブ運営の指導的役割を担うクラブリーダーです。それだけに理事会とは別に、役員だけが集まって検討し合う役員会も必要となるのです。役員会はクラブの執行機関です。したがって理事会に諮る議案の内容、各委員会の活動計画、予算、実施案内、決算、新たな提案などを事前に検討しておくことは重要な任務です。そして、それらの議案を役員会でまとめ、必要な資料と一緒に理事会へ提出するのが幹事の仕事でもあります。言い換えれば役員会の中心的役割を担うのは会長ではなく幹事なのです。日本のロータリーではこうしたプロセスが軽視されているような気がします。
一方、理事会はクラブの決議機関(最高決定機関で)クラブ運営に関する全ての管理責任を負います。
だからこそ理事会メンバーと規定された役員がいて、議決にも参加するのです。なお、理事会の決議は多数決なので理事会の議長である会長といえども決議に拘束されます。本来理事会は役員会から提出された議案を検討した上で、決議(承認、不承認)を行います。理事は各々が担当する委員会によって審議に臨む心構えや立場は異なりますが、理事会では活発な議論を行わなくてはなりません。効果的で価値あるクラブ運営が出来るかどうかは、会長や幹事をはじめとした理事会メンバーの心意気と責任感、ロータリーに対する認識の深さにかかっているのではないでしょうか?以上
幹事報告 安部直樹幹事
最近例会出席率が悪いので、皆さんご協力の程宜しくお願い致します。事務所移転ですが、12月21日(火)に引越し作業予定です。詳しくは後日皆さんに連絡致します。